コロナ禍 女性に寄り添う 居場所づくりや生理用品提供 市、今年度も支援事業

コロナ禍 女性に寄り添う 居場所づくりや生理用品提供 市、今年度も支援事業

 苫小牧市は今年度も、孤立した環境での子育てや介護、家庭生活に不安を抱く女性に対する支援事業を展開する。国の交付金を活用した事業で、市内のNPO法人ワーカーズコープが受託、運営。気軽に集まって語り合える居場所づくりや個別の相談対応、生理用品の提供を通じ、女性の孤立化を防ぐ。

 新型コロナウイルス禍で不安を抱える女性に寄り添うことを目的とした、国による緊急支援策。地域女性活躍推進事業の一環で、昨年度、単年度事業としてスタートした。

 市は昨年10月~今年3月までの半年間、市内4団体に委託して事業を展開。各団体が公共施設や子ども食堂などで相談会や茶話会を重ねた結果、延べ約560人が集まり、80人の個別相談につながった。

 困り事を抱える女性に気付き、必要な支援につなげる入り口として、小中学校や高校、公共施設などで生理用品の配布も実施。配布件数は約3700件に上った。

 昨年度に続き、事業を受託したワーカーズコープは、豊川町の事務所やコミセンを拠点とした居場所づくりを強化。講座やワークショップなどを精力的に開き、参加者同士の交流を通じて孤立感を和らげたい考えで、定期的な相談会も計画中だ。

 生理用品の提供場所は小中学校や高校、大学といった教育機関やコミュニティセンター、児童センター、市民活動センターなどの公共施設、市役所、フードバンクとまこまい、子ども食堂の他に、苫小牧公共職業安定所の出先機関・ワークプラザとまこまいを加える。

 担当する堀川紅美さんは「一見、何も問題なく暮らしているようでも、精神的にはぎりぎりの状態で過ごしている人が少なくない」と指摘。「身の回りに心配な人がいたら相談を」と呼び掛ける。

 支援事業に関する問い合わせは同法人 携帯電話090(3963)1636。

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