6月22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選へ向け、大票田の道都・札幌市では週末の16、17の両日、各党が活動を活発化させた。11人前後の出馬が見込まれ、乱立模様の道選挙区(改選数3)では、自民党現職が大規模な政治資金パーティーを開いて3選への士気を高めたほか、日本維新の会は28日までに独自候補を擁立する姿勢を表明。一方、社民党の党首も来道し、対話集会や街頭演説で比例代表への支持拡大を訴えた。
3選へ結束呼び掛け
自民党現職 長谷川岳氏
自民党現職の長谷川岳参院議員(51)は16日、札幌市内で政治資金パーティーを開き、約700人の支持者に3選へ向けた結束を呼び掛けた。
参院自民党の世耕弘成幹事長が来道し「中央政界で着実に成長の歩みを進めている。いずれは参院、日本の政界を背負って立つ人材」と称賛し、今回の選挙戦は「3人区に自民党は2人立て、なかなか大変だ。現職で大丈夫だろうという空気が広がることを、一番懸念している」と引き締めた。
道内の養鶏場などで鳥インフルエンザが発生したため欠席した鈴木直道知事は「新型コロナウイルス対策では常に連絡を頂き、財源の確保など大変な力添えをもらった」とビデオでメッセージを。連合後援会顧問を務めるセコマの丸谷智保会長、北海道経済団体連合会の真弓明彦会長、秋元克広札幌市長らもエールを送った。
最後に登壇した長谷川氏は、道内の1次産業活性化策や自然再生エネルギー、ゼロカーボン、新しい交通網体系など、力を注ぐ政策を説明。「次の100年の北海道、札幌を、新しいまちづくりで若い学生や道内の市町村と一緒につくっていきたい」と力を込めた。
28日までに候補擁立
維新道総支部 鈴木宗男代表
日本維新の会道総支部の鈴木宗男代表(参院議員)は17日に札幌市内で開いた会合で、道選挙区の対応について「各党の候補擁立も出尽くした。大型連休前には、維新として間違いなく候補をきちんと発表したい」と述べ、28日までに独自候補を擁立する姿勢を示した。
終了後、記者団の取材に応じた鈴木代表は、当初の2月から4月に擁立作業が遅れたことに関して「立憲民主党や国民民主党の動きもあり、私の方だけ先行することはしないで一歩、二歩下がって対応してきたことが、時間がかかった理由」と説明。「2カ月遅れたが、取り返すだけの戦いをしていきたい」と述べた。
比例代表と選挙区のセットで擁立する候補者については「だいたいメンバーは私の頭の中で、こういうラインで行きたいとのものはある」と強調。「ただ、新しい人たちも何人か(出馬したいと)来ている」とし、「手続きは大事なので党本部と相談しながら、やっていきたい」と語った。
支持拡大へ護憲強調
社民党の福島瑞穂党首来道
社民党の福島瑞穂党首(参院議員)が16日来道し、札幌市内で対話集会や街頭演説を行い、党の政策をアピールした。
戦争させない市民の風・北海道が主催した対話集会では、川原茂雄共同代表が「今度の参院選は非常に重要な戦いになる」と切り出し、「平和を願う人たちの思いをちゃんと受け止めてくれる政党が、しっかり議席を増やしていただきたい」とあいさつした。
改選期を迎え、自身も5選を目指して比例代表に出馬する福島党首は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に触れ「一日も早く戦争を終わらせるために、平和交渉がもっと、もっとされるようにと思っている」と強調。「人の命を一人でも救えるように。そのためにも声を上げてほしい」と呼び掛けた。「武力で平和はつくれない」とし、「今こそ戦争しないと決めた憲法9条を変えさせないというのが、参院選の大きなテーマだ」と力説した。





















