道の駅「ウトナイ湖」(苫小牧市植苗)の2021年度来館者数は50万8051人にとどまり、年度途中にオープンした09年度を除いて最も少なかった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止措置期間の長期化、観光の自粛などが影響したとみられる。
年間の来館者数は、開業翌年の10年度に記録した87万7290人をピークにその後、60万~70万人台で推移。イベントの企画など集客に力を注ぎ、19年度は80万人を超える見通しだったが、年明け以降の新型コロナ流行により77万7220人にとどまった。
さらに本格的にコロナ禍に突入した20年度は55万5977人に減少。21年度はさらに前年度を5万人ほど下回った。開業が年度途中の10月だった09年度(来館者数42万2672人)を除き、最少となった。
要因について市観光振興課の担当者は「コロナによって20年度よりも休館日数が36日多かったことや、感染対策の休館措置が秋の行楽期に入る8月下旬から9月にかけた時期と重なってしまったことが大きい」と説明する。
市は今年秋以降、オープン以来初の改修工事を予定。施設の近くには飲食テナント施設を建設し、来年3月のリニューアルオープンを目指している。担当者は「苫小牧の観光情報も得られる場。引き続き感染対策を講じて、より多くの人に来ていただけるよう取り組みたい」と話している。
同施設は、新千歳空港の24時間運用に伴う植苗・美沢地区の地域振興を目的に整備された。観光案内や飲食・物販機能、24時間トイレを備え、地域の出資者で設立した植苗・美沢プロジェクトが指定管理者となって運営している。
一方、市が道の駅隣接地で19年3月に開設したウトナイ湖展望台も、コロナの影響を受けた。21年度の来場者数は前年を1万1000人下回る8万7804人で、オープンが年度末だった18年度を除いて最少となった。



















