鳥インフル 警戒強める 「野鳥死骸に触らないで」HPに注意文 苫小牧市

鳥インフル 警戒強める 「野鳥死骸に触らないで」HPに注意文 苫小牧市
「死んだ野鳥には触らないで」と記された注意看板を設置する市職員=18日、ウトナイ湖畔

 白老町の養鶏場で死んだ鶏から高病原性とみられる鳥インフルエンザへの感染が確認されたことを受け、苫小牧市も警戒を強めている。動物の死骸に関する市民からの通報も急増しており18日、死亡した野鳥には触れず、市に連絡するよう求める文章を市の公式ホームページ(HP)に掲載。野鳥との接触可能性が高いウトナイ湖周辺には、注意看板や張り紙を設置した。

 道は16日、同養鶏場の鶏約52万羽の殺処分を開始。現場から半径3キロ以内を鶏などの移動制限区域、同3~10キロ以内も搬出制限区域としている。

 同市はこれら制限区域外だが、鳥インフルへの市民の関心は高く、通常は1週間で10件程度の動物の死骸に関する通報・問い合わせが18日だけで10件を超え、市職員が対応に追われている。

 通報は雪解けで目立つようになったスズメやカラス、キツネの死骸に関する内容が目立ち、市環境生活課の武田涼一課長は「鳥インフルの検査対象になる事案はなかったが、不安を感じている市民が少なくないようだ」と話す。

 これまで検査に至ったケースはないという。

 同課は同日、市のHPやSNS(インターネット交流サイト)に、死んだ野鳥を見つけた場合の注意文を掲載。死骸の回収には職員が出向くため「素手で触らず、死骸のある場所、鳥の種類、死骸の数を環境生活課に連絡してください」と呼び掛けている。

 鳥インフルについては、感染した鳥との濃密な接触など特殊な場合を除き、通常は人に感染しないことに触れ、「日常生活においては、過度に心配する必要はありません」と冷静な対応を求めている。

 注意文は市内の公共施設にも順次、張り出す予定だ。

 道の駅ウトナイ湖も、湖岸に向かう通路に消毒マットを設置するなど警戒。観光シーズンを迎え、同駅の陶祥教駅長は「できる限りの対策をしている。このまま収まってほしい」と願った。

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