地域の課題掘り起こし 月1回 勇払地区でふれあいサロン 苫小牧市社協

地域の課題掘り起こし 月1回 勇払地区でふれあいサロン 苫小牧市社協
交流を楽しむ住民と市社協職員(右)

 苫小牧市社会福祉協議会は今年度、市内勇払地区で月1回のふれあいサロンを開く。住民交流の促進と同時に、地域に潜在する課題の掘り起こしなどを狙った初の試みで初回を18日、「お食事処 勇武津一会」で開催。参加者はお茶を飲みながら、家庭菜園や防災などの話題で盛り上がった。

 市社協は高齢者の孤立化を防ごう―と、町内会や老人クラブなどに働き掛け、ふれあいサロンの普及に取り組んできた。サロン運営のノウハウを提供する場として、2017年から月1回、市民活動センターで社協サロンを開催してきた経緯もある。

 勇払地区ではすでに地元自治会がふれあいサロンを立ち上げているが、著しい高齢化の進展で地域課題が山積しており、個々の生活に関する相談に対応しつつ解決策を探るきっかけに―と出張社協サロンを計画。同店の協力を得て毎月1回、午前10時~午後3時に開くことを決めた。

 初回の18日は、高齢者や民生委員児童委員ら8人が参加。市社協で地域福祉を担当する職員らを交え、昨年の家庭菜園の収獲状況や出身地の思い出話などに花を咲かせた。市社協の担当者は、同地区の高齢者を対象とした通院支援や災害時に備えた要支援者名簿の精査など独自の事業を説明し、意見交換した。

 参加者の一人、佐々木哲代さん(76)は「コロナ禍で(自治会の)サロンが休みになっていたので、久しぶりに顔を合わせた人もいる。このような集まりはやっぱり楽しい」と顔をほころばせた。

 市社協の担当者も「住民の話を直接聞ける機会は地域福祉を進める上でとても貴重」と指摘。「回を重ねながら、他地域でも同様の取り組みができないか検討していきたい」と話している。次回は5月16日に実施予定。

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