苫小牧市のダイナックス沼ノ端アイスアリーナで16、17両日、解氷されたリンクに天井や周囲の景色が投影される「水鏡」現象の見学会が開かれた。2日間で65人ほどが訪れ、幻想的な景色を楽しんだ。
同アリーナで2019年から始まったイベント。新型コロナ感染症の影響で中止していたが、感染対策を講じた上で3年ぶりに実施した。
3月26日から冷凍機を止め、普段4センチある氷を半分ほど削り、約2週間かけて自然解凍。溶けた水に照明の光を反射させると、周囲の景色が水面に浮かび上がる美しい光景が広がった。
新たな試みとして水の中での撮影も可能とし、用意された長靴に履き替えてリンクに入った。
16日に参加した市内小学アイスホッケーチームの沼ノ端ブルーサンダーズに所属する阿部桔斗(ウトナイ3年)は「いつもの氷が水になっていてびっくりした。初めて見てすごくきれいだと思った」と笑顔で語った。

















