苫小牧市のサッカークラブ、ASC北海道に所属する苫小牧明野中3年の湊優力(14)がこのほど、サッカー日本代表の人材発掘と選手育成を目的に行われる「U―15タウンクラブ・中体連トレーニングキャンプ」のメンバーに選出された。身長185センチと恵まれた体格を武器に、日本代表入りを目指している。
同キャンプは全国から29人が選抜され、14~17日までJFA夢フィールド=千葉県=で行われた。北海道からは湊を含む2人が参加した。小学3年からサッカーに打ち込んでいる湊は「驚いたが率直にうれしかった」とメンバー入りに笑顔。母の麻悠さん(39)も「道内に強豪チームがある中で目に留まり、選ばれたことがすごい」とたたえた。
キャンプでは基礎練習からゲームまでさまざまなトレーニングに取り組んだ。自分と同じような大型選手とのプレーも刺激になり、全国から集まった選手と交流もできたという。
ASC北海道ではセンターバックとして活躍する湊。現在は週4回のチーム練習に加え、自身が課題としている指令塔としての役割も視野に自主練習を欠かさない。
夢は海外リーグのサッカー選手。「イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーで監督を務めるジョゼップ・グアルディオラの下でプレーしたい」と話した。
今後も日本代表入りの挑戦は続く。「基礎のレベルを上げながら、苦手な1対1でのプレーにも対応できるよう日々頑張りたい」と力強く語った。

















