オホーツク管内斜里町の知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZE 1(カズワン)」が行方不明となった事故を受け、道が24日に設置した災害対策連絡本部(本部長・鈴木直道知事)は25日夕、道庁で2回目の会合を開き、これまでの経過や捜索救助活動の状況を確認した。鈴木知事は「現在、懸命な捜索と並行して国による調査、監査が始まった。徹底した原因究明をお願いしたい」と述べた。
道庁のほか、海上保安庁、自衛隊、道警本部、北海道運輸局などの幹部ら27人が出席。25日までに11人の死亡を確認。残る15人と船の行方は分かっていない。
札幌管区気象台は、26日以降の知床半島沖付近の気象予報を説明。「26日昼前から27日にかけて強風注意報、27日は波浪注意報を見込んでいる。28日には強風・波浪注意報が継続し、波はさらに高まる恐れがある」とした。海保は天候状況を見極めながら捜索を続ける。
知事は「現地では海保、自衛隊、道警に加え、地元漁業者も捜索に協力を頂いている」とし、「引き続き力を結集し、全力を挙げて安否不明の方々の捜索・救助に取り組んでほしい」と本部員に指示した。乗客については「道内のほか道外から訪れた方も多く含まれている。家族の現地での活動にきめ細かに対応し、心のケアを含め国や町など関係機関と十分に連携を図り、万全の対応を」と述べた。
また、知事は大型連休を控える中、道内の交通・観光事業者に対し「安全・安心な輸送の確保及び観光推進に係る対策の徹底」の文書を25日付で通知したと発表。文書では「二度と悲惨な事故が繰り返されないよう一層の取り組みが求められる」とし、シートベルトや救命胴衣の着用など乗客の安全確保の徹底を求めている。
















