第32回室蘭支部高校春季テニス大会が23、24の両日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で開かれた。男子の苫小牧勢はシングルスで七島崚(苫小牧高専)が優勝。ダブルスでは佐藤柊太・山西星空ペア(苫小牧工業)が惜しくも準優勝だった。
女子の苫小牧勢はシングルスの秋元咲花(苫小牧南)、ダブルスの橘瑞姫・田中里奈ペア(同)が準優勝だった。
大谷室蘭の服部琉杏はシングルスと服部柚奈と組んだダブルスで2冠。
【男子】
シングルス
▽決勝 七島崚(苫高専)6―1横山詠基(室栄)
▽3位決定戦 傳雄晴(海星)7―6柴田佳和(室栄)
▽準決勝 七島6―2傳、横山6―3柴田
ダブルス
▽決勝 原田凌駕・柴田佳和(室栄)6―3佐藤柊太・山西星空(苫工)
▽3位決定戦 横山詠基・堺谷海斗(室栄)6―3高山颯太・松崎幸輝(苫工)
▽準決勝 原田・柴田6―2横山・堺谷、佐藤・山西6―2高山・松崎
【女子】
シングルス
▽決勝 服部琉杏(大谷室)6―4秋元咲花(苫南)
▽3位決定戦 服部柚奈(大谷室)6―3伊藤麻寿美(苫南)
▽準決勝 服部琉6―3服部柚、秋元6―3伊藤
ダブルス
▽決勝 服部琉杏・服部柚奈(大谷室)6―1橘瑞姫・田中里奈(苫南)
▽3位決定戦 秋元咲花・澤田有里(苫南)6―0岡崎琴胡・藤田梨緒(同)
▽準決勝 服部琉・服部柚6―2秋元・澤田、橘・田中6―3岡崎・藤田
―次のステップへ奮起
男子シングルスで優勝した七島(苫高専3年)は決勝で横山(室栄2年)と対戦。1ゲームを落としたものの、安定したストロークを見せ、6―1で快勝した。七島は「今まで積み上げてきたものを100%発揮できるよう、基本に忠実に試合を進めた。サーブの成功率が高く、相手を左右に揺さぶれた」と振り返った。
男子ダブルスで惜しくも準優勝だった佐藤・山西ペア(苫工3年)。山西は優勝の原田・柴田ペア(室栄3年)に「ただただ強かった」と脱帽。佐藤は「どんな状況でも安定して勝てるよう練習したい」と切り替えた。
女子シングルス・ダブルスは共に決勝で室蘭勢に敗北の苫南。ダブルス準優勝の橘・田中ペア(苫南3年)は試合前に2人で作戦を練ったが及ばず。橘は「追い込まれて諦めかけたが、作戦の効果で1ゲーム取れた」と話した。田中は「これから試合を想定して練習に取り組みたい」と意気込んでいた。
シングルスで準優勝した秋元(苫南3年)は「優勝した服部琉(大谷室3年)はライバルとして常に意識してきた。高体連はリベンジできるよう練習したい」と唇をかみしめた。




















