安否不明15人捜索続く 死者3人の身元確認 知床観光船事故

安否不明15人捜索続く 死者3人の身元確認 知床観光船事故

 知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」(19トン)が遭難した事故で、海上保安庁などは26日も捜索を続けた。これまで乗船者26人のうち、子どもを含む11人の死亡を確認しており、夜を徹して安否が分からない15人の発見を急いでいる。

 船体は沈没した可能性が高く、ソナー(水中音波探知機)を使い海中も捜している。同庁は、ロシアが実効支配する海域に捜索範囲が拡大する可能性があることを同国側に通知し、了承を得た。

 同本部は25日夜、死亡した11人のうち子どもを含む3人の身元を確認した。3人は、河口洋介さん(40)=香川県丸亀市=▽橳島(ぬでしま)優さん(34)=千葉県松戸市=▽加藤七菜子ちゃん(3)=東京都葛飾区=。

 同本部によると、七菜子ちゃんは24日午後11時10分、知床岬灯台から東約14・5キロの海上で巡視船によって救助され、その後死亡が確認された。他の10人(男性7人、女性3人)は24日、知床岬先端付近の海上や岩場で見つかった。関係者によると、11人は全員溺死。

 カズワンは「知床遊覧船」(オホーツク管内斜里町)が運航していた。23日午前にウトロ港(同町)を出発後、知床半島西側沿岸を遊覧して帰港する予定だったが、同日午後1時20分ごろ、「船首が浸水し、30度くらい傾いている」と救助を要請。通報から約1時間後に連絡が取れなくなった。

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