苫小牧漁業協同組合の錦多峰さけ・ますふ化場(錦岡)で26日、サケの稚魚の放流が始まった。平均で体長6・5センチ、体重2・4グラムに育った稚魚約50万匹が、大海原に向かって元気に泳ぎだした。放流はゴールデンウイーク明けまで随時、実施する。
胆振管内さけ・ます増殖事業協会(白老町竹浦)のふ化事業を受託し、秋サケ漁の資源確保につなげている。今季も親魚約1万4000匹から、受精卵約380万粒を確保したが、近年の著しい不漁を裏付けるように、受精卵は前年を約100万粒下回った。
この日は伊藤信孝組合長をはじめ漁業者、漁協職員ら5人が午後6時ごろに放流。例年は早朝に放していたが、稚魚が闇夜に紛れて川を下れば外敵に捕食されず、生存率が高まるかもしれないという考えで実施した。伊藤組合長は「昨年も漁は駄目だったが、元気に帰ってきてほしい」と願っていた。
















