苫小牧東高校は2日、全校生徒を対象に、生徒会(平目翔琉会長)主催の「憲法講話」を開いた。憲法だけでなく広く人権も取り上げ、今年は民法などが専門の北星学園大学経済法学科の足立清人教授(54)が、成人年齢引き下げをテーマに講演した。新型コロナウイルスの感染対策のため1クラスのみ対面とし、他のクラスは各教室でリモートによる講演を聞いた。
足立教授は、親の同意がない場合に契約を取り消せる「未成年者取消権」について、18歳の高校3年生がタレント契約を結んだものの親の猛反対に遭ったケースを例示。成人年齢引き下げに対し、「未成年者を強力に保護する制度だった取消権が失われることへの批判もある」と説明した。
また、「知識は絶対的に必要」と学問の重要性を説いた上で、「知識が少なく不安を感じているかもしれないが、自分が無知だと知ることも重要。今後も学び続けて」と訴えた。
弁護士を目指しているという同校3年の占部心雪さん(17)は「成人年齢引き下げを前向きには感じていなかったけど、講話を聞いて契約できることをうまく使っていきたいと思った」と話していた。
同校の憲法講話は生徒会が主催し、人権や薬物乱用などさまざまなテーマで1965年から毎年、開いている。
















