4月の 道内景況 4カ月ぶり改善 「まん延防止」解除背景に 帝国データ札支店

4月の 道内景況 4カ月ぶり改善 「まん延防止」解除背景に 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は9日、4月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・4ポイント増の37・9となり、4カ月ぶりに改善した。新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」解除後の需要回復を背景に、今年2月水準並みに上昇した。

 全国平均の景気DI(40・8)との比較では、北海道は18カ月連続で下回った。その差は2・9ポイントとなり、前月から1ポイント縮小した。

 企業の規模別では、大企業は前月比2・5ポイント減の39・0となり、2カ月ぶりに悪化。中小企業は2・1ポイント増の37・7と4カ月ぶりに改善。中小企業のうち小規模企業も1・9ポイント増の38・3となり、4カ月ぶりに改善した。大企業と中小企業の格差は1・3ポイントとなり、前月から4・6ポイント縮小した。

 業界別では、9業界中、農・林・水産、不動産、製造、卸売業、小売業、サービスの6業界で改善。「旅館・ホテル」や「飲食店」を含むサービスは4・8ポイント増の40・4となり、2カ月連続で改善。卸売業は1・5ポイント増の35・6となり、5カ月ぶりに改善した。

 一方、金融、建設、運輸・倉庫の3業界は悪化。エネルギー価格・原材料費高騰による利益圧迫を訴える企業が多い運輸・倉庫は0・1ポイント減の30・9と、9業界中で最も低い水準となり、7カ月連続で悪化した。

 先行き見通しでは「3カ月後」が41・4、「6カ月後」が41・3、「1年後」が41・7となり、前月調査に比べ「3カ月後」を除き悪化予想だ。

 同支店では、コロナの長期化やロシアのウクライナ侵攻、為替変動など「懸念材料に対する警戒感は強まっている」と指摘。景況感を押し下げる要因が幾つも重なる中で「先行き不透明な状況が続く可能性は高い」と分析している。

 調査は4月15~30日、道内企業1100社を対象にインターネットで実施。558社から回答を得た。回答率50・7%。

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