社有車にEV、FCVを導入 トヨタ北海道 CN実現へ前進

社有車にEV、FCVを導入 トヨタ北海道 CN実現へ前進
トヨタ北海道が導入したEV(右)とFCV

 苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は、超小型電気自動車(EV)、水素燃料電池車(FCV)を1台ずつ社有車に導入した。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの実質排出ゼロ)実現に向けた取り組みの一環で、同社は「市内のイベントなどに活用し、EV、FCVの認知度を高めたい」と話している。

 EVは「C+pod(シーポッド)」(2人乗り)、FCVは「MIRAI(ミライ)」(5人乗り)。同社の部品は搭載されていないが、いずれもトヨタ自動車製。EVは昨年12月、FCVは今年2月にそれぞれ導入した。

 FCVはテレビコマーシャルでもおなじみの青色の最新高級セダン。EVは同社が特別塗装を施し、緑色を基調に森林や樽前山などを描き、フロントには同社のキャラクター「くるまくん」、苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」をあしらった。

 同社は昨年4月に社内組織「アドバンスドBCD企画推進室」を新設。CNの2035年達成を目指しており、同室CN―Gの菊地喬グループ長は「脱炭素の取り組みを進める中でEV、FCVをもっと身近なものにしようと導入した」と説明する。

 同社の部品製造はガソリン車用を主力するが、電動化に対応した部品製造の獲得も急務。従業員が社有車として使うことで、社内意識の改革にもつなげる考えで「まずは社内でEV、FCVに関心を持ち、良さを知り、体感することが大事」と強調する。

 市内外のイベントなどにも積極的に活用する方針で、2月に室蘭市で胆振総合振興局が開いた「ゼロカーボンいぶり」の発足イベントでは、FCVをお披露目して注目された。EVは外部給電で有事の際の電源に使えるなど、幅広くアピールしていく考えだ。

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