苫小牧市明野新町で書道教室を営む井村真紀さん(47)=雅号・啓邃(けいすい)=は第63回北海道書道展の第1部(漢字)で準大賞に輝いた。「ただただ驚いている。今後も積極的に作品づくりに取り組んでいきたい」と喜びを語った。
会友が出品した398点の中から大賞1点、準大賞7点が選ばれ、10日まで札幌市内のホテルに展示された。
受賞したのは、2×8尺(60センチ×2メートル40センチ)に七言二句、14文字をしたためた作品。「斑や景といったとげとげしいイメージのある漢字が並ぶ句だが、軟らかい印象を与えるような雰囲気に仕上げた」という。書道歴約40年の井村さんは「文化系でありながら、制作中は体力を使う。書き切ったときの達成感は大きい」と書の魅力をかみしめた。
2018年の日展で入選、20年の創玄書道展で準大賞に輝くなど実績を残してきた。日本書道研究会の渡辺美明代表に師事し、技術を磨く傍ら、21年9月には書道教室「澄空書会」を立ち上げ、指導者としての活動も本格化させた。「字を書く機会が少なくなった時代だけど、教室で書道の魅力を広めていきたい」と気持ちを新たにしている。
このほか、1140点の応募があった一般公募第1部(漢字)の特選51点に、市内柏木町の住宅塗装業吉田隆文さん(52)=雅号・弘風=と、市職員の池田弥希さん(25)が選ばれた。
吉田さんは4年ぶり2度目の受賞。「先輩や仲間の協力もあって取れた賞で、素直にうれしい。受賞を糧にこれからも謙虚に続けていきたい」と喜んだ。池田さんは3年連続3度目の特選。「まさか取れるとは。来年も特選目指して頑張りたい」と意気込みを述べた。
















