白老町虎杖浜の住民や企業らでつくるアヨロ鼻灯台周辺保存会(吉良哲子会長)は12日、虎杖浜生活館で総会を開いた。今年度事業計画として同地域の草刈りなどを承認した。
会員約15人が出席し、今年度の事業計画を審議。灯台周辺の草刈り(28日と7月23日)や、ゲーム性を持たせて清掃とごみ分別をする「クリーンゲームス」(6月26日)を決めた。会員間の交流を図る懇話会(8月)、灯台周辺の環境をスケッチする研修会(9月)も行うこととした。
岬状台地に建つ同灯台は所管していた海上保安庁の沿岸灯台廃止計画の対象となり、2016年10月に廃止され、現在は町が管理する。周辺地域一帯に森林と太平洋の景色が広がり、縄文期からアイヌ文化期にかけた遺跡が点在している。
同会は、アイヌ民族伝承の地として魅力あふれる同地域の歴史や文化を保護、継承し、観光客誘致に生かそうと19年7月に発足した。

















