日頃の備えに活用を 市社協、見守り活動ガイド「防災編」作成

日頃の備えに活用を
市社協、見守り活動ガイド「防災編」作成
防災の視点を取り入れた見守り活動を紹介しているガイドブック

 苫小牧市社会福祉協議会は、「地域の見守り活動ガイドブック」の第2弾「防災編」を作成した。災害への備え方のほか、避難行動要支援者名簿の活用事例なども紹介。市社協は町内会や老人クラブ、希望する市民などに配布し、活用を呼び掛けている。

 A4判50ページ、オールカラーで1000部発行。見守り活動の基本的な考え方、災害時における個人情報保護の取り扱い、災害対策本部や災害ボランティアセンターの役割、災害時への備えなどをテーマごとにまとめている。

 2018年に起きた胆振東部地震では市内も震度5強に見舞われ、26人が死傷、建物5棟が半壊し最大942人が一時避難したことに触れ、日頃からの備えの重要性を伝えている。

 単独での移動や情報収集が困難な高齢者、障害者らを地域住民で支える仕組み「避難行動要支援者支援制度」については、支援を必要とする人の情報をまとめた名簿精査や具体的な支援方法を検討し、日々の見守り活動に生かす7町内会の事例を掲載している。

 巻末には支援対象者の情報を書き込める見守りシートや、異変にいち早く気付くためのチェック表などの資料も添付した。

 高齢者世帯や親などを介護する人、子育てする女性らを孤立化させない地域づくりに向けた見守り活動を推進してきた市社協はコロナ流行下でもできる見守り方法を紹介しようと、2021年11月に見守りガイドブックの第1弾を発行している。

 昨年5月ごろ、町内会や老人クラブなどを対象に実施したアンケートの結果を踏まえ、第2弾のテーマを「防災」に設定。地域福祉課は「災害はいつどこで起きてもおかしくないが、コロナ禍もあって地域の中での人間関係が希薄化し、支え合いの力が弱まっている」と指摘。「ガイドブックを参考に、いま一度、防災について考えてもらえれば」と語る。

 問い合わせは市社協 電話0144(32)7111。

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