消費者月間(5月)パネル展が17日、白老町総合保健福祉センターで始まった。昨今、多くの消費者が被害に遭っている多重債務や情報商材などを扱った悪徳商法、詐欺に関するパネル約20点を並べ、被害に遭わない手立てを紹介している。31日まで。
町と町消費生活センターの主催。同月間の今年度の全国統一テーマは「考えよう!大人になるとできること、気を付けること~18歳から大人に~」。4月に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、保護者の同意が無くても契約などができるようになった。これを踏まえパネル展では、保護者や若者に向けて「投資にはリスクがある」「怪しいもうけ話を持ち掛けられたら、はっきり断りましょう」と注意喚起をしている。また、高齢者に向けて架空請求や訪問販売で健康食品を売りつけられるなどの消費者問題を紹介。対応策や契約の意味、健康食品は医薬品でないことなどを伝えている。
同月間は、1968年5月30日に消費者保護基本法が施行されたことにちなみ、施行20周年を迎えた88年に経済企画庁(現内閣府)が定めた。毎年、全国各地で消費者問題に関する教育、啓発活動が展開されている。白老町では「消費者の日」の30日午前10時から、コープさっぽろパセオしらおい店=町東町=と、スーパーくまがい=町本町=で啓発活動が行われる。

















