秋に産み付けられたカマキリの卵が一斉にふ化する時期とされる七十二候(しちじゅうにこう)の「蟷螂生(かまきりしょうず)」を前に、苫小牧澄川小学校(前田直樹校長)で飼育されているオオカマキリの卵が続々とかえり、児童たちは目を輝かせながら観察している。
「キーリちゃん」の愛称で親しまれ、同校で飼われていたオオカマキリの成虫が産んだ卵。
間近で昆虫の生態を学んでもらおう―と、理科の専科教員宮脇公治教諭(52)が厚真町の知人から譲り受け、昨年11月20日から同校で飼っている。同月25日、12月22日に3センチほどの卵鞘(らんしょう)が二つ見つかり、児童らは理科室でふ化を待ち続けていた。
今月13日、4年生の理科の授業中、宮脇教諭が透明な飼育ケース内で体長1センチほどの幼虫が動いているのを発見。その後も幼虫は次々と誕生しており、16日にも4匹がふ化した。
4年の澤本龍晟さん(10)は「いっぱい産まれてきてよかった」と笑顔。宮脇教諭によると、卵鞘には5ミリ前後の縦長の卵が200~300個入っており、通常は一気にふ化するが、「気温の影響からか少しずつふ化しているようだ。子どもたちに見せたら自然界に返してあげたい」と話す。
6月5日から10日ごろまでは、二十四節気を細分化した七十二候の「蟷螂生」。
















