第51回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップソフトテニス2022(6月22~26日、札幌市円山庭球場)に、苫小牧東高校のソフトテニス部から加藤陽紀・西内舜敬(3年)=男子ダブルス=、井脇楓花(2年)・原田帆乃(3年)=女子同=が出場する。同校から男女ともに全国大会に出るのは初めてで、日々の練習にも熱が入っている。
高校生の個人戦全国チャンピオンを決める同大会は毎年北海道が会場。開催地の北海道を除いて、都道府県の代表(単複各1枠)などシングルス男女各64人、ダブルス同72組が出場する予定。
4月9、10の両日に道立野幌総合運動公園体育館=江別市=で開催された南北海道大会の予選では、加藤・西内ペアが5位、井脇・原田ペアは3位で全国大会に駒を進めた。
加藤・西内は鵡川中時代からペアを組んでおり、全国大会に出場した経験を持つ。加藤は「高校では初の全国大会。中学よりもレベルが高い中で、1勝でもできたら」と意気込む。西内は「全国の猛者を相手に一矢報いたい」と気合十分だ。南北海道予選では準々決勝で敗れるも、敗者復活戦を勝ち抜いて全国切符をもぎ取った。
サーブに自信を持つ加藤は「全国でも通用するようなサーブを打ち、チャンスをつくりたい」。西内は「チャンスボールを決められるように頑張りたい」と話した。
井脇・原田ペアは練習時からミスを防ぐため、お互いのフォームなどを確認しながら、試行錯誤を繰り返している。
積極性が持ち味の井脇の武器は力強いシュートボール。原田は「ストロークが強く、相手に打ち勝てる。返ってきたチャンスボールを確実に決めたい」と張り切る。
井脇は「楽しみながら1勝を目指す」と冷静さを秘める。原田は「待っているだけでなく、自分からボールに食らいつきたい」と闘志満々だ。
顧問の渋谷典之教諭は「1ポイント、1セットでも多く取り、全国に苫東の名を知らしめてほしい」と期待を寄せている。

















