北海道経済産業局は、5月の道内経済概況を発表した。総括判断は「持ち直しの動きに弱さが見られる」とし、前月の「持ち直しの動きが弱まっている」から2カ月ぶりに上方修正した。主要項目別では、生産活動と観光の2項目の判断を前月から引き上げた。
3月の経済指標を中心に、4月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「新型コロナウイルス感染症の影響、国際経済の動向などを十分注視する必要がある」としている。
主要項目別では、生産活動を前月の「持ち直しの兆しが見られる」から「持ち直しの動きが見られる」へ2カ月ぶりに上方修正した。3月の鉱工業生産が前月比3・1%増と2カ月ぶりに上昇したため。企業からは「自動車産業の動きに伴い、鋼半製品の生産が増加した」(鉄鋼業)、「大型案件の受注があったことから、鉄骨の生産が増加した。今後も堅調に推移する見込み」(金属製品鋼業)などの声が上がっている。
観光も前月の「弱い動きが見られる」から「一部に持ち直しの兆しが見られる」へ3カ月ぶりに判断を引き上げた。3月の来道客数が前年同月比41・9%増と5カ月連続で前年を上回ったため。関係機関は「3月は前年より好調。4月に入ってからは幅広い年代の観光客が見られるとともに、少人数グループの旅行者や観光バスでの団体客も若干見られ、前年より人出があった」と分析している。
この他の個人消費、公共工事、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の5項目は前月から判断を据え置いた。
















