苫小牧市のサッカーチーム、FCエルボノスは、市内糸井に屋内練習場を設置した。同チームが2019年に整備した専用グラウンドとは階段でつながっており、利便性も良い。天候に左右されず、選手がサッカーに打ち込める環境を整えた。
U―12、U―15、社会人とシニアチームを持ち、約100人が所属する同チーム。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ここ2年は市内の体育館が使えないことも多々あったという。練習機会の減少を危惧した鎌田修代表が策を練り、大型テントを購入した。
屋内練習場は長さ18メートル、幅10メートル。半年がかりでテントを設営後、土を敷き詰めて整備した。昨年11月に完成し、今年3月から利用を開始している。「ゆくゆくは人工芝も敷いて、子どもはボールコントロールの練習、大人はストレッチができる場にしたい」と鎌田代表。
U―12の行澤謙心(9)は屋内練習場の完成を心待ちにしていたといい、「室内でドリブルの練習やミニゲームをするのが楽しい」と話した。
現在、日高町門別にも屋内練習場を設置する計画を立てている。
チームは毎週水曜日にサッカースクールを開講している。対象は幼稚園児から高校生までで、幼稚園児と小学生は1回300円で午後4時半~同6時半、中学生以上は500円で同6時半~同8時半。北洋大学サッカー部員がコーチとして参加し、スクール料金は同部へ寄付される。事前予約が必要で「誰でも気軽に参加して」(鎌田代表)と呼び掛けている。
各カテゴリーで入団者も募集している。問い合わせは鎌田代表 携帯電話090(9086)9738。

















