JR北海道は24日、取締役会を開き、島田修代表取締役社長が代表権を持つ会長職に就任し、後任に綿貫泰之副社長が昇格する役員人事を決めた。田浦芳孝会長は退任する。6月17日の株主総会と取締役会で正式決定する。
今回の役員人事で取締役は1人減の12人、監査役は現行の4人とする。このうち国鉄採用の役員は3人で、JR採用中心で若返りを図る。JR東日本からは建設担当常務執行役員の今井政人氏を副社長に迎え、新幹線札幌駅開業の準備の体制を強化する。常勤監査役には国土交通省総合政策局交通政策課長の阿部竜矢氏を迎え、国との意思疎通の強化を図る。
取締役会終了後、島田、綿貫両氏が会見した。島田氏は社長を務めた8年を「会社存亡の危機という大変厳しい状況だった。安全体制の取り組みは道半ばだが、再生の道筋は一定程度できた」と振り返った。今後は「社長を支え、安全問題の解決に取り組み、地域との連携で地域の魅力づくりに注力したい」と語った。
綿貫氏は「コロナ禍で鉄道事業だけでなくグループ全体が影響を受けた。新幹線の札幌延伸工事も本格化する。総力を結集して乗り切り、グループをさらに発展させていけるように尽力したい」と経営再建に意欲を見せた。また維持困難線区は「2023年に総括的な検証を行う。地元関係者としっかり協議する」との考えを示した。
















