苫小牧市柏木町2で約40年間にわたり営業し、地域に親しまれてきた「フードショップササキ」が31日で閉店する。店主の笹木民夫さん(75)は「自分の年齢や後継者がいないことを考えて決断した」と言う。地域住民からは惜しむ声も上がる。
同店は1984年にオープン。苫小牧で旧道央市民生協(現コープさっぽろ)の店長を務めていた笹木さんが独立し、当初はミニスーパー「プチショップササキ」の名で営んだ。その後、現店名に変更。地元密着の営業スタイルを貫いて食料品などを安く提供し、地域住民の暮らしを支えてきた。店主の人柄を慕い、市外から足を運ぶ常連客もいる。
店を閉じるのは、5年ほど前から考えていたという。4月末、告知の張り紙を掲示すると、常連客から「寂しい」などと惜しむ声が寄せられた。笹木さんは「ありがたいことだ。でも今は(肩の荷が下りて)すごく楽な気持ち」と晴れやかな表情を見せる。
早朝、市公設地方卸売市場へ出掛けては青果物などを仕入れ、店で品出しや接客に当たる仕事一筋の人生を送ってきた。「(働きづめで)遊び方を知らない。これからは健康維持のために何かしようかな」とほほ笑む。
店では現在、セールを実施中。酒を中心に2割程度の値引きを行っている。30、31両日は4割引き商品を提供する予定だ。営業時間は午前9時半~午後6時半。31日まで無休。問い合わせは同店 電話0144(72)8808。
閉店後の建物や土地は、同じ建物内で焼き鳥テークアウト店「串一」を営む地元企業あおやまが買い取り、6月上旬ごろ、米や青果を扱う店をオープンさせる予定という。
















