「平和の鐘」設置への思い共有を 来月11日、市民団体が展示会

「平和の鐘」設置への思い共有を
来月11日、市民団体が展示会
来場を呼び掛ける石塚さん(左)と榎戸さん

 「命と平和の鐘設立を願う苫小牧市民の会」(森山弘毅、出雲路英淳共同代表)は6月11日、市民活動センターで平和をテーマとした展示イベントを開く。2年がかりで進めてきた運動の報告を兼ねており、市民から集めた鐘のデザイン案や戦争に関する書籍などを展示する。

 鐘の設置運動は非核平和都市条例を持つ同市に平和のシンボルをつくろうと、市民団体ぴーすぷろじぇくと苫小牧(榎戸克美・石塚茂子共同代表)が戦後75年の2020年に発案。21年4月、市民の会を立ち上げた。

 鐘のデザイン案やメッセージなどを公募したところ、幼児から戦争を経験した高齢者まで幅広い年代の市民らが約160点の作品を寄せた。

 イベントでは、その全作品を展示。戦争を題材とした絵本や書籍、紙芝居、広島の平和記念資料館の図録、原爆の恐ろしさを伝えるパネルなども並ぶ。来場者には、設置運動を通して生まれた合唱曲「この街から」の楽譜などの記念品を贈る。

 署名活動と鐘の設置資金の募金活動を展開してきた市民の会は今年4月28日、署名6150筆と募金112万504円を市に提出。岩倉博文市長は26年に開設予定の市民文化ホール(仮称)に鐘を設置する考えを表明した。

 市民の会事務局の石塚さんは「みんなの思いが結集して鐘の設置が実現したことを、多くの人に知ってもらうために企画した」と強調。「平和の実現は人任せではなく、自分事として考えることが大事。ぜひ会場に足を運び、関心を寄せてほしい」と話す。

 入場無料。午前10時~午後5時。

 問い合わせは榎戸さん 電話0144(35)0234または石塚さん 電話0144(34)0360。

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