共同持ち株会社設立へ エア・ドゥとソラシドエア 10月に発足

共同持ち株会社設立へ エア・ドゥとソラシドエア 10月に発足

 AIRDO(札幌市、エア・ドゥ)と九州を拠点とするソラシドエア(宮崎市)は30日、共同持ち株会社の設立契約を締結した。両社は株主総会(6月)の承認を経て、10月3日に共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」を設立する。本社は東京に置き資本金は1億円。代表取締役会長はエア・ドゥの草野晋社長、代表取締役社長にソラシドエアの髙橋宏輔社長が就任する。

 社名は、日本の北と南で見詰めてきた地域(リージョナル)の豊かな個性に寄り添い続け、「北海道の翼」「九州・沖縄の翼」の二つの翼(ウイングス)で次代の地域に新たな需要と価値を創出(プラス)するという決意を込めたという。両社は共同持ち株会社の傘下に入り、「北海道の翼」「九州・沖縄の翼」としてこれまでの独立性と独自性は維持する。固有のブランドを有する地域に根差した航空会社として発展を目指す。

 グループ理念は「地域をつなぐエアライングループとして安心な旅と新たな価値の提供を通じて地域社会の発展に貢献する」。持ち株会社を通じた相乗効果で経営基盤の強化、地方路線の安定した航空ネットワークを堅持し、両社に付加価値を提供して持続的な成長を目指すのが狙い。業務の共通化を図り、費用削減と新たな価値を共創し収益拡大に取り組む。2026年度にグループの営業収入約1000億円、経常利益約90億円を目指す。

 また、持ち株会社設立で本社機能の一部を集約する。使用機材が共通で整備機能は2~3年かけて羽田空港を中心にした共同持ち株会社に移行する。ITシステムや一般物品の共同調達によるスケールメリットを生かし、コスト削減と生産性向上を目指し、26年度には45億円の協業効果を見込む構えだ。

 記者会見で草野社長は「コロナ禍で大きく傷ついた財務基盤を早期に回復させ、再び成長軌道に戻すためには自助努力だけでは限界がある。共同持ち株会社体制で協業の効果を最大化することが生き残る道と信じ全力で進んでいく覚悟」と語った。

 エア・ドゥは資本金1億円。従業員931人。羽田―新千歳、函館、旭川、女満別など現在10路線。7月に福岡―新千歳線を就航する。保有機材はB767―300型機、B737―700型機で計12機。ソラシドエアは資本金1億円。従業員929人。羽田―宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分、沖縄―鹿児島、宮崎、石垣、福岡など14路線。B737―800型機を14機を保有する。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る