来年7、8月に苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で開催される2023年度全国高校総体(テニス・ソフトテニス)を1年後に控え、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=に実行委員会事務局が設置されている。36年ぶりとなる本道開催に向け、関係者が大会運営の準備を進めている。
競技日程はソフトテニスが7月23~29日、テニスが8月1~7日。4月11日に実行委員会が設置されて以降、教員2人と市職員が週に3日、事務局に従事している。テニスは苫小牧東高の平賀清広教諭、ソフトテニスは千歳高の蒲生朋之教諭が指揮を執り、市スポーツ都市推進課と連携しながら準備が進む。
現時点では大会運営に必要な人員が足りず、コスト面を考慮した効率的な人員確保が課題となっているという。平賀教諭は「テニス、ソフトテニスともに同会場で実施するため、共有事項を密にやり取りしている」と話す。
今後、組み合わせ抽選会や大会視察(テニス=高知市、ソフトテニス=愛媛県今治市)などを予定している。蒲生教諭は「視察で競技進行の方法や必要な備品などを確認したい。大変さを体感できたら」と意気込む。
市からは260万円の予算が計上され、視察時の旅費や大会運営に必要な通信機器などの購入に充てられている。市スポーツ都市推進課の畠山邦雄課長は「限られた予算の中で、思い出に残る大会づくりができたら」と話している。

















