体育祭や運動会シーズンを迎えている苫小牧市内の小中学校。文部科学省が体育授業や部活動など屋外でのマスク着用を不要とする方針を示したが、市教委は以前から「呼気が苦しいときはマスクを外してもいい」と呼び掛けており、今年も「競技中はマスクを着用しなくてもいい」とする学校が多数。判断は児童や生徒に任せられるが、応援など競技中以外はマスクを着け、競技中は脱マスクという行動様式が主流となっている。
苫小牧緑陵中学校(菅林秀樹校長、生徒数272人)は1日に体育祭を実施した。昨年は無観客だったが、今年は保護者を入れ、大縄跳びの団体種目も復活した。応援は拍手のみとし、声を出さないよう徹底した。
昨年同様、熱中症対策などの観点から競技中は脱マスクを認めており、多くの生徒たちが競技直前にマスクを外した。同校教頭は「昨年よりも外している生徒が多いようだ」と話し、3年の大川悠斗さん(15)は「(競技中の脱マスクで)皆の熱い表情が見られて、新鮮で楽しかった」と笑顔だった。
苫小牧青翔中学校(鏡武志校長、同736人)は5月30日、全校一斉に開催した。呼気が激しくなるリレーの競技中はマスクを外すことを推奨。半分以上の生徒が脱マスクで走り切った。3年の横山行雲(ゆくも)さん(14)は昨年の学年ごとの分散型と比較し「迫力が全然違って、盛り上がりがすごい」と喜んだ。
一方、同日に実施した勇払中学校(渡部秀樹校長、同41人)は競技中できるだけマスクを外すように―と促したが、まだ抵抗があるのか、半分ぐらいの生徒が着けたままだったという。
市内小学校では4日から順次運動会を予定している。清水小学校(井村友美校長、児童数227人)は同日、3年ぶりに全校一斉に開催する。来場者の検温を実施し、開会式では児童が密集しないよう1・5メートル程度の間隔を空けるが、競技中は昨年同様、マスクを外してもよいと呼び掛ける。
















