陸上自衛隊第7師団(司令部・東千歳駐屯地)は2日、交戦訓練装置を使った訓練「AC―TESC」を北海道大演習場恵庭・千歳地区で報道公開した。国内最大級の模擬戦闘訓練で同日から21日まで、道内全師団・旅団の32中隊約5400人が参加。攻撃、防御に分かれてレーザー光線による射撃戦闘を繰り広げる。
「AC―TESC」は機械化部隊・近接戦闘訓練・評価支援センターの略。7師団は1991年から、有珠山噴火(2000年)など災害時を除いて毎年実施。20年からは北部方面総監が統裁官となり、全道規模の訓練を展開している。
初日は7師団の指揮下部隊が攻守に分かれ、東西約6キロ、南北約5キロの領域で訓練を行った。恵庭側に第11普通科連隊(東千歳)の隊員110人、89式装甲戦闘車など25両が陣取って防御する中、千歳側から第7偵察隊(同)の隊員150人、90式戦車など40両が攻める想定で行った。
防御側の戦闘車両が林の中に隠れ、開けた道路に向けて射撃の構えを取る中、攻撃側は隊員が2人1組の徒歩で回り込んで偵察。気付かれないように情報収集するなど、それぞれが戦略に沿った行動を展開した。7師団は「総合戦闘力を最大限に発揮するために訓練、評価、分析し、今後に役立てる」としている。
















