道教委が7日公表した2023~25年度の公立高校配置計画案で、25年度に穂別高校(むかわ町穂別)の入学者募集を停止する方針が示されたことを受け、苫小牧市内の学校関係者からは「子どもの数が減っており仕方ない」「抜本的な学校再編が必要」といった声が上がった。定員割れが続く学科を抱える高校は「特色ある学校づくりを進めなければ」と危機感を強めた。
同校は1学年1学級の高校のうち、地理的な条件から再編が難しく地元からの進学率が高い「地域連携特例校」。道教委によると5月1日時点で1年生が20人に満たないと統廃合の検討対象となり、2年連続で10人未満となると募集停止の対象となる。21年度は7人、今年度は8人だった。同特例校の募集停止が示されたのは初めて。
苫小牧西高校(新山雄士校長)は、09年度から穂別高の地域連携協力校。合同で芸術鑑賞をしたり、生徒会執行部や部活動で交流したりしてきた。昨年度は、新型コロナウイルスの影響でオンラインの職員研修会のみの交流にとどまったが、今年度は9月下旬に市民会館で合同の芸術鑑賞会を予定する。
新山校長は「苫小牧も子どもの数が減っており、(西高も)子どもたちや保護者に選ばれる学校にしていかなければ」と語る。
苫小牧工業高校(諸橋宏明校長)は、19~21年度の公立高校配置計画案で定時制の学級数を一つ減らす方針が示され、21年度に2学級から1学級となった。全日制も一部学科で定員割れが続いており、今年度は18人の欠員。諸橋校長は「緊張感を持っている」と言い、「工業のまちである苫小牧を引っ張っていくために、もっと学校の魅力を伝えていかなければならない」と気を引き締めた。
学習塾のトップゼミ青葉塾の大野木毅代表は東胆振地区の高校で定員割れが続いていることに「根本的に再編していかないといけないのでは」と話す。
胆振東学区進路指導連絡協議会の事務局を務める苫小牧沼ノ端中学校の八谷桂樹教頭は「個人的見解」とした上で、「受け皿は多い方が良いと思うので残念」と述べた。
13日に東胆振の中学校の進路担当者が集まり、今年度の進路指導について話し合う予定で、「穂別高についても話題になるだろう。今後、生徒たちの進路にどう影響していくか注視し、情報共有したい」と語った。
















