木戸(道栄)、塚本道場が全国切符―空手・極カップ春の陣北海道選手権

一般上級男子で優勝した木戸

 北海道栄高校の木戸翔太(3年)=最強塾所属=と苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場の門下生が5月15日、千歳市内で開かれた第25回極カップ春の陣北海道空手道選手権大会で好成績を収め、全国大会(12月18日、愛知県)の出場権を獲得した。

 木戸は、4人によるトーナメント戦が展開された一般上級男子に出場。1回戦を危なげなく勝利し、決勝では前蹴りを幾度も繰り出して判定勝ちした。一般の部初出場で頂点に立ち「優勝できてうれしい。今後は攻めの姿勢をもっと出して、相手との距離感を縮めていきたい」と喜んだ。

 これまではグローブや足のサポーターなどを着けて戦う高校生男子重量級の部を主戦場に結果を残してきたが、経験を積むために生身で戦う一般の部への出場を決断。昨年、全国大会の高校男子重量級で全国優勝を果たし、今年の大会出場権を既に獲得していた木戸は「一般の部で良い経験ができた。全国は高校の部で戦うが、2連覇を目指して内容にこだわって勝ちたい」と意気込みを語った。

 塚本道場からは9人が全国切符を獲得した。16人のトーナメント戦で行われた小学5年男子で木山耀太(ウトナイ)が優勝。昨年に続く2度目の全国舞台に北海道1位として挑む。

 1回戦から手数で圧倒し順調に勝ち進んだ木山は、決勝で同門対決となる塚本大剛(拓進)と激突。公式戦で一度も勝利経験がない宿敵だったが、延長の末に判定勝ちを収めた。木山は「今まで勝てなかった相手に勝てて自信になった。もっと稽古を積んで全国大会でも優勝を目指したい」と気合は十分だ。

 木山、塚本大は共に全国大会への切符を獲得。このほか高校男子で田川駿虎(苫小牧東)が3位、中学2・3年男子で山本悠世(沼ノ端)が2位、中学1年男子で塚本悠剛(青翔)と木山晴太(ウトナイ)が3位、小学4年男子で大和優真(拓勇)が2位、岡部優輝(鵡川中央)と大場柊斗(明野)が3位の好成績で、それぞれ全国大会の出場を決めた。

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