電子図書館 貸し出し数右肩上がり 21年度もほぼ倍増 返却の手間要らず、巣ごもり需要続く

電子図書館 貸し出し数右肩上がり
21年度もほぼ倍増 返却の手間要らず、巣ごもり需要続く
パソコンなどで本の貸し出しができる電子図書館の画面

 苫小牧市立中央図書館によると、同館が運用する「電子図書館」の2021年度の貸し出し件数は2869件で、前年度(1521件)の2倍近くに上った。新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の影響で、前年度比3倍に跳ね上がった20年度に続き、右肩上がりが続いている。同館は資格取得のための参考書など蔵書のジャンルを拡大し、利便性をさらに向上させたい考えだ。

 電子図書館はスマートフォンやタブレット、パソコンなどで本を閲覧できるサービスで、14年に運用開始。一度に3冊まで借りられ、2週間たつと自動的に返却されるシステムになっている。同館の富田歩美館長は「返却する手間がかからないことが一番のメリット」と語る。

 運用当初は蔵書数が少なく、貸し出しも低調に推移していたが、新型コロナの感染が拡大した20年度に飛躍的に伸びた。

 21年度は新しい取り組みとして、「おうち時間の満足度アップ」「1・2・3エクササイズ」「10歳までに読みたい名作」など、職員がテーマごとにお薦め本をピックアップする特集を定期的に更新。「みんなの子育て、応援します!」では、離乳食のレシピ本や子どもの病気のケアを紹介する本などをまとめて掲載している。

 今年度は電子書籍の読み上げ機能を積極的にPRし、高齢者や障害者の利用を促す方針。また、資格取得のための参考書は内容が頻繁に更新されるため図書館では取り扱ってこなかったが、電子書籍の特性を生かし、蔵書に取り入れる考え。

 富田館長は「幅広いニーズに応え、忙しくて図書館に足を運べない人の利用も促進したい」と話している。問い合わせは市立中央図書館 電話0144(35)0511。

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