津波避難機能を検討 苫小牧市教委 樽前小の改築計画に

津波避難機能を検討 苫小牧市教委 樽前小の改築計画に

 苫小牧市教育委員会は8日、改築を計画している樽前小学校に、津波からの避難機能を持たせられるか検討する考えを示した。同日の市議会文教経済委員会(岩田薫委員長)で、金沢俊氏(新緑)の質問に答えた。今月下旬に契約を予定する実施設計業務の中で可能性を見極めたい考え。

 樽前小校舎はこれまで津波の浸水域外だったが、道が昨年7月に公表した新たな想定では高さ2~3メートル未満の津波が襲い、樽前地区の浸水エリアも拡大するとされた。

 金沢氏は、市が水平避難に加え垂直避難の考え方を打ち出した点に触れ、「こうした(垂直避難が可能な)公共施設のない地区では大事な課題と思う」と検討を求めた。

 市教委は、設計の一部変更でも建物の構造計算のやり直しなどで、計画通りの改築が時間的に難しくなるとしながらも、関係部局と協議する姿勢を示した。山口朋史教育部長は「非常に大事な視点だと思う。市民や児童生徒の安全、安心のため、われわれも努力したい」と答えた。

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