苫小牧市の卓球クラブ北海道菊卓会はこのほど、深川市で行われた小学年代の第40回北海道ホープス卓球大会男子団体で健闘し、北日本大会(8月、宮城県)の出場権を獲得した。菊池吉幸代表は「全国規模の舞台が経験できる。今後の技量向上に役立ててほしい」と期待した。
道卓球連盟が主催したホープス大会男子には道内28チームが出場。3枠の全国大会(8月、東京都)、2枠の北日本大会各切符を懸けたトーナメント戦を展開した。菊卓会は同時開催(5月)された道選手権5、6年男子シングルス覇者の近田蓮(澄川6年)をはじめ、後藤啓太(同5年)、菊池瑛仁(拓進5年)、田澤昊汰(泉野3年)の布陣で挑んだ。
1回戦の千歳少年団C、2回戦のグランツ根室を共に3―0で下し好スタート。北見クラブとの3回戦はエース近田がシングルス2ゲームで勝利したが、2―3で敗れて4年ぶりの全国大会出場は惜しくも逃した。
3回戦敗退の4チームが1枠の北日本大会代表権を争う決定戦では初戦の北見卓球スクールを3―1、続くMCクラブA(函館)を3―0で下した。団体戦の勝敗を左右する重要なダブルスで勝利に貢献した後藤は、ペアを組む「(菊池)瑛仁のおかげで気持ちを切り替えてプレーすることができた」と話した。
菊池代表は「まだ若いチーム。北日本大会で全国レベルを経験し、自分に足りないものを見つけてくれたら」と期待する。
体格の良さを生かした強力なフォアハンドショットが持ち味の後藤は、次戦に向け細かいフォーム修正やサーブ力強化に励んでいる。「ミスしても動揺せず、前向きにプレーしていきたい」。気迫のこもったプレーが魅力の菊池は「一回でも多く勝てるように頑張りたい」と意気込んでいる。

















