道が昨年7月に公表した新しい津波浸水想定で苫小牧市内の浸水域が拡大したことを受け、市は9日、津波の一時避難施設の指定条件見直しを検討する考えを示した。一時避難施設は、おおむね3階建て以上としてきたが、津波の水位を考慮し、2階建て施設も対象に加えることができないか検討していく。
同日の市議会安全・安心および市民ホールに関する特別委員会(牧田俊之委員長)で、大野正和氏(公明)が場所によっては想定される津波の水位が低いケースもあると指摘。「3階以上(の基準)を変えないのか」とただした。
危機管理室の前田正志室長は「(津波の水位が避難施設を越える)想定外を生まないためにも3階以上が望ましい」としながらも「多くの避難施設を確保する必要がある」と垂直避難を重視する姿勢を強調。「2階の可能性も検討した上、8月以降に実施する(津波ハザードマップ原案に対する)町内会への意見照会の中で示し、しっかりと避難できる体制整備を進めたい」と理解を求めた。
すでに指定している計70の津波避難施設は、新たな浸水想定でも引き続き利用可能としている。
















