キャンパスに留学生戻る 北洋大、入国規制緩和で 1年越し来日「夢のよう」

キャンパスに留学生戻る
北洋大、入国規制緩和で 1年越し来日「夢のよう」
北洋大の寮の前で談笑する留学生たち

 政府が新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、入国を希望する外国人留学生の受け入れを再開させたことで、苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)のキャンパスにも留学生の姿が戻りつつある。1年以上入国を待っていた留学生も多く、「勉強が楽しい」「対面授業は夢のよう」などと一様に安堵(あんど)の表情を見せている。

 現在、同大の留学生は休学中を含め55人。コロナ禍で昨年度は入国できていない学生が15人いたが、今年度は4月に2人、5月に8人、6月に3人(14日現在)の計13人がキャンパスライフをスタートさせた。

 13人全員が中国からの留学生で内訳は4年生1人、3年生5人、2年生5人、1年生2人。入国がかなわなかった間の授業は、自宅からオンラインで受けていた。

 入学時期は昨年4月が2人、9月が1人、今年4月が10人。同大国際交流課の藤田香里課長は「コロナの変異珠発生などで何度も飛行機のチケットを取り直す学生もいたが、ようやく入国できる状況になった」と胸をなで下ろす。「留学生たちは皆楽しそうで、日本に来てからの日本語の上達スピードが速い」と驚く。

 王昊(オウコウ)さん(19)は昨年4月、日本の大学への進学を目指す留学生に日本語などを教える「留学生別科」に入学。今年4月、晴れて同大の1年生になったが、5月4日の入国まではオンライン授業で「1年間は長かった」と振り返る。航空運賃高騰で、従来の2倍を超える金額でチケットを買うことになったが「今、経済学の勉強が楽しい。日本の大学院に進学し、将来は国際交流関係の仕事に就きたい」と夢を語る。

 熊思楠(ユシナン)さん(20)も昨年4月に留学生別科入りし、今年4月に3年生として編入。「本当に日本に行けるのか不安で、途中からオンライン授業を受ける気も損なわれていた」としながら「今は友達や先生に会い、授業を受けられてとてもうれしい。中国語と日本語を話せることを生かした就職先を見つけたい」と笑顔をはじけさせた。

 外国人の新規入国をめぐっては、政府はコロナの水際対策を緩和した3月以降、ビジネスの短期滞在者、留学生、技能実習生などに門戸を開放。日本への入国を希望する外国人留学生の受け入れも促している。

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