苫小牧市長選 どうなる?投票率の行方 ムード高まらず 市選管は啓発に力 期日前好調も過去最低更新の懸念

苫小牧市長選 どうなる?投票率の行方 ムード高まらず 市選管は啓発に力 期日前好調も過去最低更新の懸念

 19日の投開票まであと2日に迫った苫小牧市長選。告示直前まで無風の気配が濃厚だったこともあり、選挙ムードはなかなか高まらずにいる。期日前投票は16日までの4日間で7763人が投票し、選挙になった前回(2014年6月)を上回ったものの、関係者から「投票率は過去最低を更新するのでは」との声も。市選挙管理委員会はあの手この手で啓発を強化している。

 5選を目指す現職岩倉博文氏(72)と新人西村俊寛氏(61)=届け出順=が立候補し、14年以来8年ぶりの選挙戦。市選管は、期日前投票会場を前回の4カ所から今回6カ所に増やしており、「年々、期日前の比重が大きくなっている」と説明。投票者数は前回同期比で2816人上回ったが、投票率全体の押し上げにつながるか不透明だ。

 市長選は昭和30~60年代、投票率80%超えが普通だった。しかし、4期市長を務めた鳥越忠行氏が1991年、95年、99年と3回連続で無投票当選してからは下落の一途をたどった。2000年以降は一騎打ちの選挙戦が続いたが、8年前はついに投票率40%を下回った。

 18年の無投票に引き続き、今回も直前まで無風が取り沙汰されたこともあり、市選管には「投票所入場券を捨てたが、どうすればいいか」といった問い合わせが寄せられているという。市選管は「身分証明書を持参していただければ投票はできる」と話す。

 市選管は告示前、投票呼び掛けの街頭啓発を行うなど「選挙がある前提」で準備を進めてきた。市役所庁舎に懸垂幕を掲げ、市有車の一部にステッカーを貼ったほか、若手職員が作った啓発動画を市の公式ラインで配信。16日から庁舎内で明るい選挙推進協議会制作の選挙啓発ソングを流しており、「有権者の関心が高まれば」としている。

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