団体全道ベスト8に輝きながらも、女子の苫東メンバーの目は真っ赤に潤んだ。
1次予選を18中で8位通過。2次予選は最後の8位で決勝に滑り込んだ。決勝は2次予選1位の釧路北陽に敗れた。
「絶対勝てない、という試合ではなかった」と悔しさをにじませたのは松田(3年)。岩崎(同)は「普段なら的中させられる場面で、緊張に負けてしまった」と肩を落とした。
柴田(同)は1本目を予選から一度も当てられず「大前(1番手)として出させてもらったのに悔しかった」と涙を見せた。
柴田、岩崎、前田は国体北海道選考会(24~25日、帯広の森弓道場)への出場も控えている。前田は「射の形や会(射法の動作)にこだわってきた。他の3年生より長く競技に取り組める分、引退まで出し切りたい」と前を向いた。

















