市内唯一の茶道部 増える男子部員 苫開成中

市内唯一の茶道部 増える男子部員
苫開成中
ふくさの使い方を学ぶ1年生部員

 苫小牧市内の中学校で唯一、茶道部がある苫小牧開成中学校(細部善友校長)。茶道裏千家淡交会苫小牧支部の指導の下、今年度は17人の部員が礼儀作法やもてなしの心を学ぶ。近年は男子部員が増えているという。

 相手を思う精神を育み、日本の伝統文化である茶道に親しんでもらおう―と立ち上げられた茶道部。設立時期は不明だが、金澤誠一教頭によると「10年以上の歴史がある」。

 毎月第3水曜日、畳部屋(6畳)がある「心の教室」で活動。部員の保護者も菓子の買い出しや講師との連絡、調整などに協力している。今年度は2年生6人、1年生6人の計12人が入部した。

 活動は学年単位で行われており、1年生6人は現在、お辞儀の仕方やふくさの使い方といった部分稽古「割り稽古」が中心。慣れない正座に、つらそうな表情を見せる男子部員もいる。基本を習得後、丸盆の上に、必要な道具を載せて行うお点前「盆略点前(ぼんりゃくてまえ)」など実践編に移るという。

 今年度は、12人の新入部員のうち3人(2年生1人、1年生2人)が男子。腰にふくさを付け、正座で「ご指導よろしくお願いします」とあいさつした後、学年ごとの2時間程度の稽古に入る。

 「茶道は言葉遣いや礼儀などの勉強になる」と、3年の杉田友莉亜部長(14)。1年生の黒瀧兼尋(けんしん)さん(12)は「礼儀を学びたくて入った。(茶道は)難しいけど、できたときには達成感がある。作法を完璧に身に付けたい」と意気込む。

 男子部員数は20年度が25人中3人、21年度は5人中2人、22年度は17人中5人と増加傾向。金澤教頭は「男子生徒の茶道に対する関心の高まりを感じる」と語る。

 2014年から指導に当たる同支部の為實宗満(ためざねそうまん)正教授は「月に1度の活動なので指導には限りがあるが、13~15歳の子どもたちにとっては所作やあいさつを学べる良い機会」と強調。「今年も男子部員が多く入ってくれてうれしい。茶道を通して大人としての礼儀を身に付けてもらえれば」とほほ笑んだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る