通常国会が閉会して初の週末で、22日に公示される参院選まで最後の週末となった18、19の両日、道内有権者の4割近くを占める大票田・札幌には、各党の党首、幹部、前首相らが集結し、党勢拡大へ舌戦を繰り広げた。全国有数の激戦区となる道選挙区(改選数3)を抱え、本道での事実上の選挙戦が一気にヒートアップした。
菅前首相、現職総決起大会に 自民党
道選挙区で3選を目指す自民党現職の長谷川岳氏(51)が18日、市内のホテルで開いた総決起大会には、菅義偉前首相も出席し、「選挙はまだ始まっていないのに、優勢というのはあり得ない」と指摘。「大丈夫だと言われるほど、選挙は厳しくなる。22日から心を一つに取り組んでほしい」と述べ、下馬評での上滑りを警戒し、陣営に引き締めを求めた。
菅氏は、これからの政治家は「改革意欲がなければならない」と説明し、「長谷川さんは改革意欲に富んでいる。北海道から国会に出すべき人だ」と訴えた。長谷川氏は「これからは国ではなく、北海道が自ら存在価値をつくっていく。われわれが主体となった地域づくりをするのが、次の100年の政治だ」とぶち上げた。
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石井幹事長 大通公園で演説 公明党
公明党の石井啓一幹事長は18日、党道本部が大通公園で開いた大規模な街頭演説会に出席し、比例代表に出馬する党公認の現職、横山信一氏(62)の3選と、道選挙区で推薦する自民党の長谷川氏、新人の船橋利実氏(61)への支持拡大を呼び掛けた。
長谷川、船橋両氏も演説会に合流した。石井氏は「ロシアのウクライナ侵攻に伴い、物価高騰に拍車がかかっている。今回の参院選の大きな争点になる」と指摘。4月末に政府が発表した物価高騰に対応する総合緊急対策の中に「公明党の提案がほとんど盛り込まれた」と実績を強調。「このような公明党がいるからこそ、自公連立政権はしっかりとした安定した政権ができる」と声を張り上げた。
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松井代表は比例候補応援 日本維新
日本維新の会の松井一郎代表は18日、北海道の重点候補として比例代表に擁立する八田盛茂(65)、小林悟(57)両氏の応援のため来道し、札幌駅前通で街頭演説を行った。
マイクを握った松井氏は「税金を使う国会議員と国民の皆さんの感覚がずれている」と切り出し、「選挙になれば国民の目線とか、寄り添うとか。全く寄り添っていない」と痛烈に批判。それは「維新以外のどの政党も、国会議員をピラミッドの頂点として組織運営をしているからだ」と説明し、「そういう組織体制は昭和の組織体制だ」とばっさり。国会議員に月100万円支給される文書交通滞在費問題を例に挙げ、「民間と同じように領収書で精算し、余ったら返すのは当たり前じゃないですか」と声を振り絞った。
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榛葉幹事長ら新人を支援 国民民主
国民民主党は、道選挙区に出馬する新人の臼木秀剛氏(41)を支援するため、18日に大塚耕平代表代行、19日は榛葉賀津也幹事長が相次いで札幌入りした。
大通公園でマイクを握った榛葉氏は、2020年9月に再スタートした党の歴史を紹介。その際に「決めたことが二つある」とし、一つは「これからの政治を変えていく。そのためには対決よりも解決だ。今、世界中で相手を批判し、対立がはびこっている。対決ばかりでは何の答えにもならない」と強調。二つ目は「人の悪口や他党の批判をしないこと」とし、「どこかの政党や政治家の悪口を言う暇があったら、国民の皆さんを1人でも、1社でも多く、われわれは助けていきたい」と説明。参院選は「国政政党として、最後の勝負の思い。乾坤一擲(けんこんいってき)の戦いになる」と力を込めた。























