苫小牧市長選で5選を果たした岩倉博文氏に、選挙戦や今後の市政のかじ取りについて聞いた。
―2014年以来の選挙戦となった
「異例の選挙となった。告示の3日前まで対立候補がはっきりしなかった選挙は今までなく、選対本部に苦労をかけたが勝利を飾ることができた。(相手候補の)立候補がもう少し早ければ、公開討論会で政策、公約について議論できたがその時間もなかった。有権者にとって残念なことだと感じている」
―投票率が過去最低を更新した
「遊説で投票のお願いをしてきたが、投票率が前回を下回る結果となった。ある意味残念だが、『大丈夫だよ、岩倉任せるよ』と声を頂いた7日間。皆さんの声を裏切ることがないよう、市政の運営に励みたい」
―市政の課題は
「16年前の市長1期目から中心市街地活性化、東西バランスについて問題提起をしてきた。ゼロカーボンシティの実現は経済界だけでなく、市民の皆さんにも、次の世代のためのミッションだということを徹底させる必要がある。サンプラザ問題は長引いており、解決に向けた道筋をつくっていかなければと思っている」
―IR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致に反対する相手に一定の票が入った
「市にIR申請の権利はなく、道の鈴木直道知事がどのようにするか見守るしかない。生産年齢人口の減少が都市経営にどんな影響を来すか不安があり、国際リゾート構想の一つしてIRの事業モデルを皆さんに理解してもらう必要がある。IR=カジノと言う勢力もあるがシンガポールのIRには家族連れが多く、日本も参考にできる戦略がある。北海道は世界から観光地として人気を集めるが、今の装置だけでは足りない。今ない装置を幾つかつくる必要があるという問題意識を持っている」
―5期目の最初に取り組むべきことは
「まずはコロナ対策。苫小牧ではオミクロン株が落ち着きつつあるが、別な変異株が出たらどうなるか分からない。まだ2桁の感染報告が入っている。感染拡大防止、地域経済対策、影響を受けた業界への支援などに健やかな暮らしの重点軸を持って、取り組みたい」
















