激戦の道選挙区 12人が道都で第一声 与野党、混戦模様で公示へ

激戦の道選挙区 12人が道都で第一声 与野党、混戦模様で公示へ

 第26回参院選は22日公示され、7月10日投開票へ向け18日間の選挙戦に入る。道選挙区(改選数3)には自民2人、立憲民主2人、共産1人、国民民主1人の主要4党から有力6人が出馬するほか、諸派や少数政党から6人が参戦予定で計12人で争う乱戦の構図だ。改選数が1増の3になった2016年以降の2回の選挙戦同様、与野党どちらが2議席を獲得できるかが最大の焦点になる。各陣営とも大票田・札幌を中心に街頭演説や集会を活発化しており、混戦模様で公示へなだれ込む。

 総務副大臣も務めた長谷川岳氏(51)=自民・現=は知名度は群を抜く。全道各地に張り巡らせた後援会組織がエンジンを全開にしており、6年前同様にトップ当選を狙う。ただ、党本部は「自民で2議席獲得」を最重要課題に掲げ、同じく出馬する前衆院議員の船橋利実氏(61)=自民・新=を「重点候補」にした。自民の組織票は、船橋氏に手厚く配分される見通しだ。このため、長谷川陣営では上滑りを強く警戒。18日に札幌で開いた総決起大会では、菅義偉前首相も応援に駆け付け、陣営に運動の引き締めを訴えた。公示日は午前9時から、ススキノの選対事務所(南5西3)前で第一声を放ち、手綱を緩めず3選を目指す。

 一方、船橋氏は、全道的には知名度不足であることが最大の懸念材料。このため公示前から茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁、河野太郎広報本部長らが続々と来道。テコ入れに懸命だ。昨秋の衆院選道1区で落選し、くら替えでの国政復帰を狙う。公示日は午前9時半から、札幌駅前通の大通公園で第一声を上げる。

 旧民進党勢力は、3選を狙う徳永エリ氏(60)=立憲民主・現=、石川知裕氏(49)=立憲民主・新=、臼木秀剛氏(41)=国民民主・新=の3人が出馬する。立憲、国民両党の候補者調整が不調に終わり、事実上の分裂選挙になる。

 最大の支持母体の連合北海道は、立憲の徳永氏と国民の臼木氏を推薦。徳永氏は旧総評系が中心となり支援し、臼木氏は旧同盟系が支える色分けだ。

 これに対し、石川氏は連合推薦から外れ、今期限りで引退する鉢呂吉雄参院議員の「後継候補」であることを前面に打ち出した運動を展開中。リベラル票の取り込みのほか、保守票の争奪戦を繰り広げており、自民陣営とつばぜり合いを続けている。

 公示日は、石川氏が午前9時から札幌駅前通の国際ビル前、臼木氏が午前9時から中央区の紀伊國屋書店前、徳永氏が午前10時から道庁赤れんが庁舎周辺で、それぞれ第一声。選挙戦へ突入する。

 前回次点だった元衆院議員の畠山和也氏(50)=共産・新=も、国政復帰へ再チャレンジする。党の政策を前面に打ち出し、全道各地を精力的に回っている。党としては1989年の高崎裕子氏以来となる道選挙区での議席奪還へ総力を挙げる。公示日は午前9時から、JR札幌駅南口広場付近で第一声を上げる。

 この他、斉藤忠行氏(30)、石井良恵氏(61)、浜田智氏(59)の3人のNHK党新人、新党くにもりの新人・沢田英一氏(69)、参政党の新人・大村小太郎氏(36)、幸福実現党の新人・森山佳則氏(55)も公示日は大票田・札幌で第一声を放ち、舌戦を開始する。

長谷川 岳氏

船橋 利実氏

徳永 エリ氏

石川 知裕氏

畠山 和也氏

臼木 秀剛氏

斉藤 忠行氏

石井 良恵氏

浜田  智氏

沢田 英一氏

大村小太郎氏

森山 佳則氏

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