第26回参院選が22日公示され、道選挙区(改選数3)では同日正午までに自民2人、立憲民主2人、共産1人、国民民主1人、諸派やNHK党から6人の計12人が立候補の届け出を済ませ、大票田・札幌で第一声を放った。
道民の思い国政へ 船橋(ふなはし) 利実(としみつ)候補(61)自民・新
船橋氏は午前10時ごろ、札幌市中央区大通西4の大通公園で第一声を放った。沿道を聴衆約500人(主催者発表)が埋め、自民、公明、新党大地の現職、元職の国会議員らが応援に駆け付ける中、船橋氏は「いよいよ18日間の戦いが始まった」と支援を訴えた。
昨年10月の衆院選敗戦を自ら振り返った上、「皆さまから『国政に復帰し、道民の思いを国政に届けてほしい』と背中を押していただき、きょうまで支えていただいた」と感謝。「私のたすき、私の勝利には道民の思いや願いが込められている」とアピールした。
その上で「道民の暮らしや平和を守る、若者に夢や希望を届ける、次代を担う子どもたちに確かな未来をつないでいく、その架け橋となるため、どんなことがあっても勝ち抜く」と力を込め、聴衆に向かって4度「勝たせてください」と声を張り上げた。
9条生かした外交 畠山(はたやま) 和也(かずや)候補(50)共産・新
畠山氏は午前9時20分ごろ、JR札幌駅南口前で第一声を上げた。支持者ら約200人(主催者発表)を前に、「憲法9条を生かした国や、新自由主義、アベノミクスを切り替えた政治に全力を挙げる。勝たせてほしい」と訴えた。
今回の参院選については「9条が懸かった選挙になる」と述べ、自衛隊を戦場へ送らないようにするために「政治家は外交で前に出て行くことが、今やるべき仕事だ」と語気を強めた。国際情勢を踏まえ、9条を生かしたアジアへの積極的な外交や、核兵器禁止条約に参加・批准する国にしていく考えも示した。
子どもや若者たちが安心して学べる社会をつくるため、大学など授業料半額の実施や教育予算を増やす必要性を強調した。国民生活を苦しめる物価高が進む中で、消費税を減税すべきとし「冷たい岸田政権に審判を下そう」と呼び掛けた。
道産品の輸出促進 長谷川(はせがわ) 岳(がく)候補(51)自民・現
長谷川氏は午前9時30分ごろ、白と黒のボーダーシャツ姿で、札幌市中央区の選挙事務所前で第一声。集まった約150人の支持者らを前に、新型コロナウイルスの影響を受けた経済の回復、食料や再生可能エネルギー供給源としての北海道の活用などを訴えた。
為替市場で円安が急激に進んでいることについて「インバウンド(訪日外国人旅行者)にとっては観光のチャンス。プラス面を生かしていかなければならない」と力説。「1次産品や道産品の輸出を促進し、道内全体が円安でも強い恩恵を受ける。そうした強い経済構造をつくる」と述べた。
国家として重要な食とエネルギーの安全保障を担うのは「北海道しかない」と強調。「食料供給基地としての役割を果たす。再生可能エネルギーの供給源となり、国の政策に北海道のワードが入ることを目指したい」と力を込めた。
明るい社会つくる 臼木(うすき) 秀剛(ひでたけ)候補(41)国民・新
臼木氏は午前9時15分ごろ、札幌市中央区の紀伊國屋書店札幌本店前で第一声を放った。経済対策の推進を前面に打ち出して訴え、「誰もが前を向いて明るく暮らせる地域、社会をつくっていく」と力を込めた。
国会議員の秘書を11年間務めた臼木氏は「政治は暮らしや地域を守るためにある。そういう思いで政治と向き合ってきた」と述べ、「今の政治は雇用や暮らしを守るための制度を築けていない」と現政権への批判を展開した。「30年間、日本の経済はずっと止まりっぱなし。このままでは沈んでしまう」と強調した。
「人が減っている」「産業がなくなっている」など道民から聞かされた地域の現状を紹介した上で、「明るい話題は少ないが、北海道は秘めたパワーを持っている」と熱弁。「古くなった制度をアップデートし、新しい北海道に変えていきたい」と意気込んだ。
中小企業支援に力 徳永(とくなが) エリ候補(60)立憲・現
3期目を目指す徳永氏は午前9時40分すぎ、札幌市中央区の道庁東門前で第一声。与党1強の数の力に押し切られたことに触れ「この選挙は勝たねばならない」と支持を呼び掛けた。
今国会で予算審議や内閣不信任案の採決で野党が一枚岩でないことに言及し、「今選挙が国の行く末を決める」と指摘。日本の国の形を変えかねない国防や憲法改正発議の可能性に危機感を示した。また、女性議員が増えて、政策決定で予算の配分が変わることが多くの安心につながると力説。物価高には賃上げが必要と説き「中小零細企業の経営支援に力を尽くす」と強調した。憲法9条、非核三原則の堅持で日本は核のない平和な世界づくりの先頭に立つべきとも語った。
米価下落などで厳しい環境にある農業については「政策に戦略がない」と現政権を批判。「もう一度機会を与えて」と訴えた。
生活者の声を反映 石川(いしかわ) 知裕(ともひろ)候補(49)立憲・新
石川氏は午前9時すぎ、札幌駅前通りの札幌国際ビル前で第一声に臨み、引退する鉢呂吉雄参院議員から引き継いだ現場主義を貫き、現場の声を政策に反映すると誓った。
最優先課題に物価高騰対策を挙げ、「物価を下げてほしいという国民が多い中、生活者の身になって考える政治を取り戻すことが必要だ」と力を込めた。岸田政権が経済・金融政策を変えられないのは「安倍晋三元首相のアベノミクスの否定につながるから」と指摘し、「今後も物価高騰は続く。国民のため減税を行い、円安を是正すること、岸田政権に今の経済政策は間違っていると突き付けることが、今回の選挙ではないか」と訴えた。
その上で「この選挙を通じて日本、北海道のため一緒に風を起こしましょう」と支援を呼び掛けた。第一声には立憲民主党の枝野幸男前代表らも駆け付けた。
















