新千歳空港をはじめ道内7空港を管理・運営する北海道エアポート(千歳市、HAP)は22日、2022年3月期(21年度)連結決算を発表した。7空港「上下一体運営」の実質的初年度、新型コロナウイルス流行による旅客需要の低迷が影響し、営業損失は231億9700万円、純損失311億1200万円と、前年度に引き続き目標を下回る赤字となった。
19年8月の設立以来、3期連続の赤字で過去最大。20年度に道内7空港の民営化が完了し、20年度に引き続き子会社も含めたグループ連結決算。21年度の当初計画は営業損失221億円、純損失301億円を見込んでいたが、営業損失、純損失はいずれも約10億円下振れ。前期比で純損失は50億円弱拡大した。
21年度の売上高は252億900万円。同年度決算は新たな会計基準を適用しており、旧基準であれば405億1000万円で、20年度と比べて約84億円上回った。ただ、旧基準で策定した当初計画では、売上高を540億円と見込んでおり、目標を約135億円下回った格好だ。
赤字の要因はコロナ禍による旅客数や航空便数の減少。7空港合計の乗降客数は21年度、前年度比約1・4倍の1174万人だが、コロナ流行前の19年比では5割強減。国際線は20年度に引き続き全路線が運休した。一方で空港運営事業の本格化で、収入に見合わない固定費の負担を余儀なくされている。
蒲生猛社長は同日の決算発表で「厳しい状況に変わりない」と説明。22年度は国内線が回復基調で、国際線も再開のめどが立つ中、「国際線に依存していると足腰の強い会社にならない。国内のお客さまに選んでもらえるよう経営基盤をしっかりしたい」と強調した。
















