高校の方向性に三つの視点 道教育委員会議で報告

高校の方向性に三つの視点 道教育委員会議で報告

 北海道教育委員会議が23日、開かれた。委員5人が出席し、「これからの高校づくりに関する指針」の改訂の方向性などが報告された。高校教育課の担当者は「道内で小規模校化が進み、半数以上が3間口以下」とし「教員数が減り、部活動も減る。選択科目を置く学校も少なくなる」との見通しを示した。

 これからの高校づくりでは(1)地域の教育機能の維持向上のための方策(2)一定の圏域で高校配置の広域的な在り方を地域とともに考える場の設定(3)国の普通科改革を踏まえ生徒のニーズや社会の変化に応じた新学科の設置―の三つの視点を中心に具体的な施策の方向性を示す。

 具体的には、広い北海道の地域特性を踏まえ、地域との密接な取り組み、道外からの入学者受け入れを整備する。(1)では5年以内のコミュニティ・スクールの導入(2)では通学可能圏域の中核となる市町村と周辺市町村で配置を検討する場の設定(3)では「学際領域に関する学科」「地域社会に関する学科」の設置を検討する。

 委員からの「学際の方向性」の質問に対し、担当者は釧路湖陵と大樹の2校が国の指定を受けて2024年度に普通科新学科に転換すると答えた。釧路湖陵は進学を重視した探求学習、大樹は宇宙やロケットといった地域の特性を生かし大学や企業と連携した魅力ある学びを目指す。「3年間の研究試行を経て道内に拡大する」との考えを明かした。

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