物流の魅力アピール あびらD51で 貨物鉄道フェス 安平

物流の魅力アピール あびらD51で 貨物鉄道フェス 安平
屋内でミニチュアの模型列車などを走らせたジオラマ

 日本貨物鉄道(JR貨物)北海道支社は26日、出張イベント「貨物鉄道フェスティバル」を安平町追分地区の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で開いた。実際に輸送に使われたコンテナなどを敷地内で公開し、家族連れや鉄道ファンらを楽しませた。

 敷地内に幅3・5メートル、奥行き2・2メートル、高さ2・5メートルほどのコンテナ2台を設置し、中を公開した。施設内では、ミニチュアの貨物列車が架空のまちを走るジオラマを展示。ポスターやプロジェクターを使った紹介で鉄道物流の魅力をアピールした。

 札幌市の大学院生、横内智丈さん(22)は「普通に生活していると感じないが、輸送地から消費者へ届くまでの物流の過程を意識できた」と理解を深めたようだった。

 このほか、グループ会社の協力を得て大型トラックの運転席に乗車できる体験会を開催。日本鉄道協会のキャラクター「エコレールマークちゃん」も登場し、子どもたちの興味を引き付けた。バッグやポーチなどの限定販売グッズは午前中でほぼ完売する人気となった。

 出張イベントは鉄道物流の重要性や公益性について知ってもらうのが狙いで、道支社が貨物駅以外の施設を利用して開いたのは今回初めて。担当者は「身近で貨物を見ることはなかなかないと思うし、貨物が担う輸送の認知度はまだまだ低い。出張イベントなどが、JR貨物について知ってもらうきっかけになれば」と期待していた。

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