道内データセンターに期待 苫小牧都市再生講演会 北大名誉教授の山本氏解説

道内データセンターに期待 苫小牧都市再生講演会
北大名誉教授の山本氏解説
情報インフラをテーマに講演する山本氏

 苫小牧都市再生講演会(苫小牧市、苫小牧商工会議所主催)が23日、市内のホテルで開かれた。北海道大学名誉教授の山本強氏が「北海道をデータセンターのパラダイスに」をテーマに講演した。

 山本氏は、大規模災害に備えて情報インフラの強靭(きょうじん)化が求められる中、ノルウェーと東京を結ぶ海底ケーブルの敷設に向け、北極海で地底調査が行われたことなどを紹介。「今、重要なデータは海底を通すことで抜き取りできないようにしている」とし、情報通信インフラとして海底ケーブルが重要な役割を担っていることを説明した。

 また、北海道にはデータセンター開設地としての優位性があると指摘し、▽欧州連合(EU)や北米への最短経路上にある▽日本海、太平洋、オホーツク海に面する▽自由主義経済圏でアジア最北▽亜寒帯気候地域―を理由に挙げた。さらに、苫小牧市を含め約250万人の人口規模を持つ札幌圏域に関し、「これほどの規模の経済圏は日本の中にたくさんあるわけではない。情報基盤が加わると、新しい芽が出るのではないか」と期待を述べた。

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