公示後、初の週末 大票田・札幌中心に舌戦 てこ入れ合戦も過熱

公示後、初の週末 大票田・札幌中心に舌戦 てこ入れ合戦も過熱
候補者の街頭演説に耳を傾ける聴衆=26日午後、札幌市中央区

 22日に公示された参院選は25、26の両日、初の週末を迎えた。12人が出馬する乱戦となる道選挙区(改選数3)では、主要4党の6氏が大票田・札幌を中心に全道各地を遊説し、争点となる物価高騰対策、外交・安全保障政策などをめぐり激しい舌戦を繰り広げた。与野党どちらが「2議席確保」するかを焦点に全国有数の激戦区となっており、閣僚や大物議員らが続々と来道し、てこ入れ合戦も過熱した。

 自民党は現職の長谷川岳氏(51)と新人の船橋利実氏(61)を擁立し、前回(2019年)同様に「2勝」を目指す。長谷川氏は25日に十勝管内、26日は釧路管内を回り、党道連の伊東良孝会長が合流し、3選への支持拡大を訴えた。一方、党が「重点候補」に位置付ける船橋氏は25日、大票田・札幌をくまなく遊説し、ホテルで開いた集会には牧島かれんデジタル相も来道して出席。日高管内を回った26日には五輪相も務めた橋本聖子参院議員が合流し、党勢拡大を呼び掛けた。「厳しい戦いだが、船橋氏の知名度も徐々に上がってきている」(党道連幹部)。今後も岸田文雄首相、茂木敏充幹事長、安倍晋三元首相らが続々とてこ入れで来道する予定だ。

 立憲民主党は現職の徳永エリ氏(60)と新人の石川知裕氏(49)の2人を擁立。2議席を奪取した前々回(16年)の再現を狙う。連合北海道の推薦から外れた石川氏は複数の勝手連組織が動きだし、草の根運動を展開中。25、26日は札幌に軸足を置き、元民主党代表の小沢一郎衆院議員、東京選挙区に出馬する前代表代行の蓮舫参院議員も応援弁士で来道。小沢氏は「私の志を継いでくれる次の世代の一人。何とか国会へ送ってほしい」と力を込めた。支持母体の連合北海道の推薦を受ける徳永氏は25日は函館市、26日は荒井優衆院議員も合流し札幌で党勢拡大の必要性を訴えた。「現職の2人は強いが、何とか3番手で滑り込みたい」(石川陣営)と選挙戦中盤へ向け、むちを入れる。

 徳永氏同様に連合の推薦を受ける国民民主党新人の臼木秀剛氏(41)には、23日までに玉木雄一郎代表ら党幹部が応援で続々と来道し、陣営の士気は高まっている。25、26日は大票田で支持拡大を訴えた。

 1989年以来となる道選挙区での議席奪還を目指す共産党は、新人の畠山和也氏(50)が政策主導の運動を展開中。25、26日は上川管内で街頭演説を活発化させた。27日は志位和夫委員長も来道し、札幌で街頭演説を予定している。

 道選挙区にはこの他、NHK党新人の浜田智氏(59)、斉藤忠行氏(30)、石井良恵氏(61)の3人、参政党新人の大村小太郎氏(36)、新党くにもり新人の沢田英一氏(69)、幸福実現党新人の森山佳則氏(55)も出馬し、独自の活動を展開している。

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