水揚げ日本一を誇る苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のホッキ漁は1日、夏漁が苫小牧沿岸で解禁された。初日は14隻が約5・8トンを水揚げ。1キロ当たり卸値は579~1500円で取引され、最高値は前年初日の1・5倍。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、幸先よいスタートを切った。
苫小牧漁協のホッキ漁は、9センチ以上の大ぶりな貝のみを漁獲し、産卵期(5、6月)を休漁するなど、資源管理を徹底することで、2000年から漁獲量日本一を継続中。苫小牧海域には推定2万トンのホッキが生息しているといい、今季(夏漁7~11月、冬漁12月~来年4月)の漁獲ノルマは、前年計画対比37トン増の860トンに設定した。
夏漁は夏ホッキ部会(工藤政吉部会長)所属の漁船15隻、漁業者37人体制で操業する。初日は午前4時の開始時刻に合わせて14隻が出漁し、主に東部海域の勇払沖でホッキを取り、午前6時ごろから苫小牧港・西港漁港区に続々と帰港。黒光りしたホッキを箱いっぱいに詰め、漁業者は重たそうに荷揚げし、市公設地方卸売市場で初入札が行われた。
同部会船団長で「正佑丸」船長の髙島正司さん(51)は「勇払マリーナ付近で漁を行ったが、なぎで最高の初日」と笑顔。ホッキはコロナ禍に伴う飲食店需要の減少で、20年は価格が低迷したものの、21年は夏ホッキが1キロ当たり平均卸売単価454円で取引されるなど回復傾向。漁価対策や販売強化が実を結んでおり、髙島さんは「今年は600円ぐらいの価格になれば」と期待し「刺し身をはじめいろんな食べ方が楽しめる」と家庭消費をアピールしていた。
















