感染再拡大に警戒感 「BA.5」道内4人確認に知事「首都圏動向を注視」 道コロナ対策本部会議

感染再拡大に警戒感 「BA.5」道内4人確認に知事「首都圏動向を注視」 道コロナ対策本部会議
全道の感染状況を説明する鈴木知事=1日午後6時20分ごろ、道庁

 道は1日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。記者会見した鈴木直道知事は、全道の人口10万人当たりの新規感染者数は2カ月前の5月1日時点に比べ8割近く減少したものの、オミクロン株派生型の「BA.5」の感染が道内で計4人確認されたことを警戒。「国の専門家からはBA.2と比較して感染者増加の優位性が指摘されている。今後、BA.5が国内の主流系統となり、感染者増加の要因となる可能性がある」と述べ、変異株のゲノム解析による監視を継続する姿勢を示した。

 6月30日時点の全道の感染状況は(1)病床使用率6・6%(2)重症病床使用率1・4%(3)10万人当たりの新規感染者数74・7人(4)10万人当たりの療養者数100・6人―で、4指標とも前週から下降。新規感染者数は7月1日まで48日連続で前週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いている。

 一方、全国的には東京都や大阪府などで新規感染者数が増加に転じている。知事は「専門家から大都市では今後、感染者の増加が見込まれると指摘されている」と強調。「これまでもまず首都圏で感染が拡大し、その後、道内での感染が広がったという経緯がある」と述べ、他都府県の動向を注視していく考えを示した。

 また、知事は7月に入り、「全国的に今年は行動制限のない夏になる。本道も観光のハイシーズンを迎える」と述べ、社会経済活動の回復と感染防止対策の両立が極めて重要であることを改めて説明。▽混雑した場所ではマスク着用▽飲食の際、会話ではマスク着用▽屋外ではマスクを外し、熱中症を防ぐ―など基本的な感染防止行動を徹底して「夏の北海道を楽しんでもらいたい」と述べた。

 60歳以上などを対象とするワクチンの4回目接種については「7、8月に接種対象者がピークを迎える見込み」と指摘し、2日から北海道ワクチン接種センター(札幌市厚別区)でも道民を対象に接種を開始すると発表。重症化予防のため「積極的な接種を検討してほしい」と述べ、接種促進に向け市町村を支援する姿勢も示した。

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